寒くなってくると、体の温まる食べ物が食べたくなりますね。
今回は、そんな体を温める食べ物の中で
「酒粕」に注目して
オススメの食べ方などをご紹介したいと思います。
酒粕を使う料理で簡単なものは?
酒粕と聞いても、いまいち何に使えばいいのかな?
と悩む方がいらしゃいます。
ですが、酒粕って色んな料理に使えるんですよ。
最もお手軽な使い方は
酒粕を前の晩にお水に浸しておき溶けたものを朝、味噌汁に入れると美味しいですよ。
具には大根が良く合います。
あとは、少し手間をかける方法としては
あく抜きしたタケノコを一口大に切ったもの・厚揚げ・椎茸・豚肉・こんにゃく等で味噌汁を作り、
仕上げに酒粕を落とし、長ネギを入れ、ひと煮立ちさせると
具だくさんで温まるお味噌汁ができます。
私は甘酒にするのも好きです。
甘酒(4人分)
酒粕100グラムを800ccの水にとかし、砂糖70グラムと塩少々を加え、沸騰させます。
お好みにあわせ、おろししょうがを加えます。
風邪の時にもいいですし、すごく温まります。
その他に、味噌とみりんを酒粕と混ぜて、
おうちで簡単な味噌と酒かす漬けが出来ます!
味噌と酒粕を半々くらいで練り合わせ、そこにみりんを加えてペースト状にします。
そこにお好みの切り身魚や肉を半日~二日ほど漬け込みます。
漬け床を拭き取って(つけたままでもよいけど焦げやすい)フライパン又はグリルで焼くだけで美味しいです。
豚ロースやヒレなどトンカツ用のお肉や鶏肉なんかは、
お嫌いでなければチューブのおろしにんにくを入れるとさらに美味しいです。
お魚はぶり、鮭、サワラ、鱈、鯖など、切り身なら何でもいいですが、
必ず無塩のものを選んでくださいね。
漬け込んでおく時に、お肉やお魚をガーゼや厚手のキッチンペーパーでくるんでおくと
焼く前に酒かすなどを取りやすいです。
酒粕を入れた鍋の作り方を紹介
料理に使えるのをご紹介しましたが、
個人的に今の寒い季節にはお鍋がオススメです。
一般的なお鍋でも十分温まるんですが
酒粕を入れるだけで効果絶大です!
鍋つゆの作り方は本当に簡単です
(A)
・だし汁→1リットル
・醤油、みりん→各大さじ1
(B)
・酒粕→100g
・味噌→100g
まず、Aを鍋で沸かし、煮立ったらAを少し取り分けて
Bを溶かします。
溶けたらすべて鍋に入れます。
(味噌溶きを使うのもOK)
あとは、お好みの具材を入れて完成です。
酒粕を使うお鍋では、大体鮭を入れている場合がありますが
豚肉もすごく合いますし、鶏もも肉も美味しいです。
つみれも入れると美味しいです。
ゴボウやこんにゃく、キノコに厚揚げ・・
お好みでお野菜を沢山入れて栄養満点のお鍋になります。
鍋つゆの作り方は基本の分量ですので
野菜の量や入れる食材で薄い・濃いがありますので
味をみながらお好みで調整して下さいね。
酒粕の保存方法で冷凍はできる?
酒粕を購入したり、頂いたりしても
なかなか1回で使い切ることは難しいと思います。
保存するにも、どうやって保存すればいいのか・・
とお困りの方に正しい保存方法をご紹介します。
酒粕は直射日光を避け、涼しい場所で保存してください。
冷蔵庫での保存をお奨めします。
冷蔵保存により、色や風味の変化を抑え、より長くおいしく保存することができます。
酒粕は、冷蔵庫保存しておくと、3ヶ月~4ヶ月ぐらいもちます。
あくまでも目安ですので、冷蔵保存するときは早めに使うようにして下さい。
長期保存される場合には冷凍をお奨めします。
冷凍すると、アルコール分の揮発、水分の蒸発が見られるため、多少パサパサした感触になる場合があります。
保存の際には、ラップやビニール袋で包み、使う前には自然解凍し、
少量の日本酒に浸しておくと、おいしく食べられます。
ポイントは、100gごとにラップで包んでおくと後々使いやすいです。
冷凍の場合は、約1年を目安に、できるだけお早めに使うようにしましょう。
冷蔵、冷凍保存でも、酒粕は時間が経つにつれ少しずつ熟成が進み、
色が濃くなったり風味が変化することがあります。
表面に白い粉のようなものが出ることがありますが、アミノ酸(チロシン)の結晶であり無害なので大丈夫です。
まとめ
寒い時期や風邪気味の時に体を温めてくれる酒粕。
こんなにも色々な使い方がありますので
ぜひ、食事に取り入れてみてはどうですか?