エビは年中食べる機会がありますが
カニと言えば冬になるとお鍋などで食べる機会が増えますね。
楽しく食事している時、急に体調に変化があったら
ビックリしてしまいます。
時には命にも関わるアレルギー症状ですので、
分かりやすくまとめてみました。
エビカニのアレルギーでの症状ってどんなの?
まず、エビカニアレルギー(甲殻類アレルギー)とひとくくりに言いましても、
エビは大丈夫だけどカニはダメ・・や、その逆もあります。
カニアレルギーの症状といえばピンとこない人もいるかもしれませんが、
症状の現れ方は即時型と遅発型で違いがあります。
即時型の場合は、カニを食べる途中で早くも症状が現れることがあり
その場合は食べながら違和感を覚えるようになります。
さらに食べてから早い人で数時間経つと本格的な症状が出るようになりますが、遅い人でも半日程度で現れてきます。
エビカニアレルギーの特徴的な症状をご紹介します。
目→目の充血・目の周りの腫れ
口→口内の不快感・唇の腫れ・咳・唾液の異常分泌
鼻→くしゃみ・鼻水
皮膚→かゆみ・蕁麻疹
呼吸器→動悸・息苦しさ・呼吸困難
消化器→下痢・嘔吐
などが代表的な症状です。
食べてからすぐに症状が出る即時型ではなく、
半日ほどで症状が出てくる遅発型もありますので
注意が必要です。
上記のような症状がでた場合、
「ただの体調不良かな・・?」
と軽視せずにアレルギーを疑った方がいいかもしれません。
食事の途中で何か違和感があったときは、すぐに食べるのをやめましょう。
これはとても有効な対処法で、すぐに食べるのをやめる事で摂取量を減らし
アレルギーを弱くすることができます。
実はアレルギーの強弱は摂取量に左右されるので、この心掛けはとても重要です。
めまい・息苦しさなど、ある程度重い症状が出始めた場合は食べるのをやめるだけでなく
すぐ病院に行くようにしましょう。
また、それ以上に緊急性が高い場合は救急車を呼ぶ事も視野に入れておきましょう。
いずれにしても、治る早さは対処するタイミングの早さにかかっています。
少しでも違和感を感じたらすぐに病院を受診することです。
エビカニアレルギーの検査は何科に行けばいいの?
基本的には、どこの病院でも検査はできます。
ただ、症状に合わせて病院を受診されると思いますので
そこで診察と検査をしてもらう事になります。
もし、エビやカニを食べて蕁麻疹が出てしまった場合は皮膚科
下痢・嘔吐の場合は内科
子供の場合は小児科・・
など、症状に合わせて受診される事をお勧めします。
検査は、血液検査か皮膚検査(パッチテスト)をしてくれます。
症状がでてから病院へ行くと保健適用となりますが、
症状が出る前の予防検査は自己負担(5,000円~20,000円程度)となります。
予防検査の場合、病院によって費用は異なりますので
気になる方は病院に問い合わせてみるとよいでしょう。
今まで何となくでも
「もしかしたら、エビ・カニアレルギーかも」と少しでも心当たりのある方は、検査をぜひお勧めします。
エビカニアレルギーは治療すれば治る?
大好きなエビやカニが、
ある日突然アレルギー反応が出てしまって食べれない・・
となると、すごくショックですよね。
子供の頃に卵や小麦アレルギーがあっても
成長と共に改善されていったりします。
ですが、甲殻類アレルギーは
成人してから発症される方が多いアレルギーの一つです。
お薬を服用して治療する方法もありますが、
効果には個人差がありますので
完全に治すのは難しいかもしれません。
また、少しずつ体に慣れさせる方法があるようです。
一定の期間に原因食物を少量から少しずつ食べてもらって
体を慣らしてゆく治療法(経口減感作療法)が注目されているようです。
ですが、とても危険なので必ず医師の指導がないと行えません。
決して自己判断で
「この位なら大丈夫だろう・・」
と安易にする事は絶対に避け、専門のお医者様に相談してみたほうがいいと思います。
まとめ
ある日自分の体に起こりうるアレルギー症状
命に関わるアナフィラキシーショックは本当に怖いです。
食物アレルギーの疑いがあったり、
何かしらの症状が出た時は
すぐに病院を受診するようにして下さいね。